3~4週間⑥
引き綱に慣らそう
◯ 選び方
子犬が好奇心のおもむくままに行動すると危険なことばかりです。安全に暮らし、社会に適応するために、引き綱はとても便利です。しかし、引き綱に頼って管理していると、子犬が自分で考え行動する力が育ちません。綱をつけることは義務ですが、綱がなくても迷惑にならないように育てたいものです。
引き綱は、子犬の首に負担にならない軽くて丈夫なものを選び、体格や力の強さにより買い換えましょう。
◯ 付け方
はじめは室内で練習します。首輪に慣れてから、軽く短い引き綱をつけます。はじめは嫌がります。綱はつけるだけにし、食事をしたり遊んだり、楽しいことと関連づけます。毎日数分間練習し慣らします。違和感がなくなってきたら、一緒に歩いてください。決して引っ張らず、引き綱は緩めてください。室内での練習が特別楽しい遊びになるよう工夫しましょう。
引き綱を咬む子犬がいます。飼い主が主導権を持つためには、引き綱を咬ませるのは止めましょう。引き綱で引っ張って遊ぶのもよくありません。
バイク、拍手、雷などの音も大丈夫
犬の聴覚は人よりも優れています。よく聞くことができるので、私達にお馴染みの音にもびっくりします。音に慣らす意味で、子犬の前で毎日拍手することを繰り返すとよいでしょう。
バイクは抱っこして実際に見せ納得させましょう。うちのコは未だにバイクに向かって吠えますが・・・。雷は、音と光の二重の刺激なので、人間でも怖いものです。できるだけ平常心で振る舞い、子犬に不安を植え付けないようにします。
子犬にとってケージが安全な場所であれば、お留守番のときの雷にも、中に隠れ、恐怖を和らげることができます。花火も、楽しいことと関連付けて慣らしていくとよいでしょう。
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