子犬のトラブル：排便の時間が定まらない課題

２～３週間⑩

子犬のトラブル

　排便の時間が定まらず、朝起きてみると便をしたあとが残っているのに、見当たらないことがありませんか？そいうときは口の匂いを嗅いでください。きっと口の周りが臭うはずです。便を食べてしまった可能性があります。

　便を食べてしまうことは、珍しいことではありません。ドライフードに含まれる美味しい匂いが便の中にも排出され、思わず食べてしまうのかもしれません。退屈だったり、物足りなかったり、ストレスを抱えていたり、原因は様々です。母子分離の早い子犬に見られます。

　できるだけ規則正しい生活を心がけ、食事の時間、内容を一定にしてください。食後はゆったりさせ、排便するまで静かに待ち、排便後はすぐに片付けてください。一生続く犬もいますから、悪化しないうちに獣医師に相談してください。

うちの場合、母子分離が早かったために起こったと考えています。現在７歳になりますが、未だに食べることがあります。

子犬の気持ち

　子犬はのびのびと成長し、家族一人一人の行動や態度を観察します。家族の車の音や、食事や帰宅の時間がわかるようになり、家族以外の人間や他の動物の存在にも気づきます。

　子犬は、自分の置かれた立場や家族内での役割を感じ取り、自分で考えて行動します。子犬がドアの前にいたとしたら、おすわりと声をかけ、できたらドアを開けましょう。玩具を欲しがっていたら、おすわりができたら、一緒に遊びましょう。なでてくださいとしきりに手でおねだりします。お座りができたら、ご褒美に要求をかなえてください。

　可愛くてすぐに要求に応じてしまいがちですが、家庭内での子犬と飼い主の役割分担が逆転してしまいます。飼い主が主導権を握ることで、子犬の心を健やかに育てることができます。