１～２週間⑧
外出はまだ早い
今週は、すべての部屋に慣らしましょう。そして、来客との接触など玄関や庭先まで抱っこして行動範囲を広げましょう。庭の外にはもう少し時間をかけてください。
家庭生活に慣れ、少し冒険したくなっています。子犬が出入りできるスペースを広げ、遊びを取り入れてください。口の大きさにあったボールやぬいぐるみなどを与え、好奇心を満足させます。また玩具は１～２個に。むくむくしたぬいぐるみを与え、一緒に寝させることもよいでしょう。
座るときは向かい合わず、横に並んで座る。犬にとって向かい合うことは、敵同士であるという意味。
人見知りしないために
ご近所やお友達に紹介しましょう。愛くるしい子犬を見ると誰でも声をかけたくなります。「かわいい」と触ったり抱っこしたがりますが、今週はご挨拶だけにとどめ、あえて子犬を無視するようにお願いしてください。子犬は尻尾を激しく振って、歓迎しているように見えますが、とても興奮しています。ご主人と子犬と友人は、向き合うのではなく、同じ方向を向いてさり気なく会話してください。こうすることで子犬を安心させることができます。
初めての出会いが素敵に穏やかにできれば、その後のお付き合いがスムーズに進み、マナーよく接することができます。
首輪のトレーニング
首輪は、リボンのような軽くて細かく違和感の少ないものから慣らし、その後、本物の首輪に慣らすようにするとよいでしょう。
慣らすためには、付ける前から子犬に見せ慣らします。数日これをやったあと、食事時や一緒に遊ぶ楽しいときに数分間つけます。頭を振ったり、後ろ足で掻いたり、少し不快感を示しますが、毎日少しずつ慣らしていきます。
