２～３週間⑪
マズルコントロールが上手にできないとき
子犬は家族の中で自分が守られ保護され心地よい状態であれば、マズルコントロールを素直にさせてくれます。マズルコントロールは、信頼関係が構築されている証拠という事ができますが、反対に子犬を追い詰めている場合や子犬に尊敬されていない場合はうまくいきません。また、母犬との早期別離や虐待により、人間不信のためできない場合もあります。その他、生まれ持った性格が影響する場合もあります。
マズルコントロールができる子犬は、心から喜んで飼い主を尊敬してくれます。マズルコントロールを受け入れない場合は、ちょっと心配です。子犬との生活を再点検し、原因を考え、子犬から頼られる存在になりましょう。
もし爪切りに失敗して子犬の足を傷つけてしまった場合
爪切りの最中に子犬が動いたり、黒い爪にために血管がわかりにくかったりして血管を切ってしまうことがあります。出血し、子犬はとても痛がります。
失敗しても慌てず、清潔なガーゼで出血している爪を１～２分しっかり押さえます。殆どの場合、止血できます。消毒剤をつけ清潔にしていれば、２～３日で回復します。万一、出血が止まらなければ、病院で手当を受けてください。出血時に、慌てて大声を出すと、子犬は爪切りが怖くて大嫌いなことになってしまい、次回から爪を切らせなくなってしまいます。
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