2~3週間⑨
いろいろな人に合わせよう
いろいろな人に会わせ、落ち着いて迎え入れる練習をしましょう。抱っこしたままで友人を迎え入れ、子犬がはしゃいでも無視してください。
友達には事前に打ち合わせをし、練習してから行うとよいでしょう。子犬の目を見たり声をかけたりせず、ゆっくり静かに近づき、顔を横にそむけてもらいます。さり気なく接してもらい、徐々に慣らします。
数回練習し、子犬が興奮しなくなってから、見たり触ったり抱っこしてもらいましょう。
子犬と会う場合、顔だけではなく、体も横を向くようにすると、子犬を必要以上に刺激しなくて住みます。
抱っこされた子犬
抱っこされたときに、可愛いと差し出した友達の手に噛みついてしまう子犬がいます。飼い主さんにしっかりと抱っこされていると強くなり、恐怖心から突然攻撃的になります。こんな子犬に限って、一人ぼっちにされると固まってフリーズ状態になってしまいます。大切なのは、十分に社会化を行い、他人に慣れさせ、穏やかに育てることです。のびのびと育ててください。
玄関での排尿
子犬はお客様を迎えて心ウキウキしています。お出迎えのとき、尻尾を激しく振って排尿し、尿が周囲に飛び散ってしまうことがあります。これは極度の緊張と服従の気持ちのためです。こんなときに取り乱して叱るのは厳禁です。心が十分育っておらず、他人との接触が少なく、社会化が十分に行われていないための失敗です。
お客様には、子犬を無視するようにお願いします。声をかけたり、目を見つめたり、頭をなでたり、覆いかぶさったりというような行為は、子犬を緊張させます。意識せずに子犬を攻撃していることになります。静かに対応してくださるよう事前にお願いしておきましょう。